ドクダミ
Houttuynia
Houttuynia cordata
「十薬という名」
RootHerb Index · Herb from JapanHouttuynia
| 学名 | Houttuynia cordata |
|---|---|
| 科 | ドクダミ科 |
| 使う部位 | 花期の地上部 |
| 香り | デカノイルアセトアルデヒドによる、独特の強い匂い(乾かすと和らぐ) |
ドクダミとは?
ドクダミ(Houttuynia cordata)はドクダミ科の多年草で、東アジアから東南アジアにかけて分布し、日本では本州・四国・九州・沖縄・小笠原諸島に自生します(北海道のものは本州からの移入)。白い花びらに見える4枚は苞です。日本薬局方には生薬ジュウヤク(十薬)(ラテン名 Houttuyniae Herba)として収載され、花期に採った地上部と規定されています。東京生薬協会は、ジュウヤクが「民間薬として」用いられてきたと明記し、民間では生の葉を患部に貼る使い方が伝えられてきたと記録しています。日本薬局方に収載されていながら、局方の漢方エキス各条には一つも配合されていない——制度に載りながら民間薬として使われ続けた、めずらしい立ち位置の草です。
匂いのもと
生葉の独特の強い匂いはデカノイルアセトアルデヒドによるもので、乾かすと揮発して和らぎます。英語では魚を思わせる匂いから fish mint と呼ばれます。生薬名「十薬」の由来は、辞典本文が採るのは漢名「蕺薬(しゅうやく)」の音読みという説ですが、貝原益軒『大和本草』(1709)に帰される「十種の薬の効があるため」という説も伝わります。
♨ ハーバルサウナで
薬草蒸しの生薬ブレンドに入り、他の草とともに煮出して蒸気にします。
🍵 暮らしのなかで
乾かした地上部はどくだみ茶として飲まれてきました。生葉や乾かしたものを風呂に入れる習わしもあり、あせもや肌荒れのときに用いられてきたと伝えられます。
※本ページの記述は各地の伝統・文化の紹介であり、効果効能を保証するものではありません。